今から一世紀半前、ここはイギリスの田舎町、メアリーさんの家です。
ロンドンにいる息子さんからの手紙を郵便屋さんが届けに来ました。ところが、メアリーさんは封筒を太陽にすかして見ると、さっさと郵便屋さん
に返してしまいました。郵便屋さんは不思議に思って尋ねると、彼女はこう答えました。
「封筒の中には丸い紙が入っているでしょ。これは息子が元気だという意味なんです。だから、もう手紙を受け取らなくてもいいんです……。私たちは貧乏ですからね。」
郵便屋さんは料金を請求することができないので、とても困ってしまいました。そのころはまだ切手というものがなかったので、料金は受取人が受け取る時に払うことになっていました。ところが、( Q )
それで、この親子のように、前もってこのような約束をしておく人がいたのだそうです。
問:( Q )の中に入る正しい文を選んでください。
1.料金が非常に高かったので、貧しい人は料金を払えませんでした。
2.料金が非常に安かったので、みんな料金を払って利用しました。
3.料金が非常に高かったが、便利なので、みんな料金を払って利用しました。
4.料金が非常に高かったので、だれも郵便を利用しませんでした。
私はつねづね不思議に思っていたことがある。
それは照明のスイッチなのだが、よく二階建ての家の階段などにあるスイッチである。二階に上がるときに、一階でスイッチを入れると、階段の照明がつき、二階に上がったあと、スイッチを変えると照明が消える、あの不思議なスイッチである。
私は長い間、疑問に思っていたのだが、先日、恥ずかしいことだが、高校生の息子にその仕組みを教わった。(もっとも、息子も高校の理科の先生に聞いたのであるが)息子の説明を聞いて、まさに「目からうろこが落ちた」。この感動をみなさんにもお分けしようと思う。
普通、スイッチは一つの照明につき一つしかない。第1図のように、接点A、Bがつながると、必ず電気がつく。つまり、接点Aは常にONに固定されているのである。(第1図参照)
私が疑問に思っていたスイッチはこういう種類ではない。
種明かしをすると、実は、階段には「三路スイッチ」という特殊なスイッチが上と下で二つ使われているのである。第2図を参照していただきたい。「三路スイッチ」には接点が三つ(スイッチ1のA,B,C)あり、スイッチ同士は二本の配線(B,DとC,E)でつながっている。「三路スイッチ」は普通のスイッチと違って、ONとOFFが固定していない。一方がONになれば、もう一方は必ずOFFになる。(反対も同様である)また、両方同時にONになることもないし、OFFになることもない。
例えば、今、第2図のような状態になっているとする。照明は(1. )。人が帰って来て、二階に上がろうとして、スイッチ1を切り替える。接点が(2. )から(3. )に変わる。すると、A→(4. )→(5. )→(6. )とつながり、電気が(7. )のである。二階に上がったら、今度はスイッチ2を切り替える。接点が(8. )から(9. )に変わり、照明が(10. )。
別の言い方をすれば、「三路スイッチ」の場合、( Q )
問1: (1)~(10)に正しい言葉、文字を書いてください。
問 2:( Q )に入る文は次のうちのどれですか。選んでください。
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